【ロンドン留学体験記】マミーの報告書:我が息子(16歳)、夏のロンドンを独り往く

*こちらの内容は2013年夏のロンドン留学体験記です*


北川君はスイスの日系高校に通う16歳の高校生。
将来は ロンドン芸術大学でファッションビジネスを学びたいと考えている。
計画が実現すれば4年以上の時間を過ごすことになるロンドンを敵情視察がてら一目見ようと今年の夏休みを利用して5週間の単独ジャーニーを決行した。
元々スイスに住んでいるといっても、そこは日本風にガッチリ守られた安心安全のボーディングスクール。
その優しいゆりかごを初めて独りで飛び出すのだ。
騙されないかスリに遭わないか寂しい思いをしないか病気をしないか…母親ですもんあれもこれも心配のタネはつきません。

毎日ムネドキの5週間が過ぎたころ、お母さんからユニコンにお便りが届きました。
到着するなりタクシー代を立て替えてくれたホームステイのこと、寝る間も惜しんで探索したロンドンのこと、語学学校のこと、セントマーチンズのサマースクールのこと…熱く燃えた北川君の5週間の思い出がびっしり詰まっていました。
まだ若い息子を思い切って送り出したお母さんの勇気もすごいけれど、その交信密度がもっとすごい。
まるでお母さんもロンドンに行っていたみたい。

「今後同じように留学を考えていらっしゃる高校生の方たちのお役にたてれば」と
ユニコンのウェブサイトへの掲載を承知してくださった北川マミー、ありがとうございます。


【北川くんのロンドン留学スケジュール

2013年5月27日から6月21日までの4週間:語学学校 St.GilesのHighgate校で英語の学習
2013年6月24日から6月29日までの5日間:ロンドン芸術大学セントマーチンズサマースクール“Fashion Design For 16 – 18 Year Olds” を受講

ロンドン滞在方法:ホームステイ

◆スイスからイギリスへ ~いきなりのトラブル発生~◆
まず渡英当日、本人のキャッシュカード発行元のスイスの銀行がシステムメンテナンスを行っていて、ジュネーブ空港・ヒースロー空港で使用不可で現金が引き出せないというトラブルが発生。
タクシーでロンドン北東部のホストファミリー宅まで行き、いきなりタクシー代を立て替えて頂くことに。 翌日の午後には復旧したのでATMで無事に現金を引き出して、ホストマザーにお返しすることができました。
息子本人は“現金は空港で引き出せばいいや〜”、と、ユーロとポンドの小銭しか所持していなかったようなので、こういうことも想定して、これからは数日間は困らないくらいの現金は持って行かなければ、と痛感したようです。

◆ホームステイ◆
紹介して頂いたホストファミリーは、普段は離れて暮らしている芸術家の旦那様と独立した2人の娘さんを持つ年配の優しいお母さんお一人で、毎日学校から帰ってくると2人でいろんな話をしたそうです。
ファッション、洋服や鞄、お勧めのお店、お互いの国の文化・習慣の違いについて。本人も話好きなので、話題は尽きなかったようです。
帰り際には『次回ロンドンに来る予定が決まったら直接連絡してきなさいね』、と言って頂いたそうです。
また、Zone2のStamford Hillという所にあるお宅で、とても便利でラッキーだったと言っておりました。

到着した翌日に、お母さんが語学学校のSt.Gilesまで一緒に下見に行ってくださいました。 それから4週間、平日の9〜13時はSt.Gilesへ通い、午後からは思う存分に観光・美術館巡り・ウインドウショッピング。
土日も朝から晩までひたすらロンドン市内を歩き回り、家でゴロゴロしていた日は一日も無かったというくらい、毎日がとても楽しかったようです。
招待メールを頂いていたセントマーチンズの卒展も見に行ってきたそうです。


◆語学学校 St.Giles◆

St.Giles のクラスではさすがにこの時期、高校生は自分一人だったそうです。
日本人は社会人の方が2人。いろいろな国のクラスメイトとのディスカッションで、各国の文化の違いが分かったのが面白く興味深かったようです。
以前、他の語学学校に行った先輩から『授業が面白くなくて退屈だった。』という話を聞いていたようですが、St.Gilesの授業はとても良かった!と言っておりました。

St.Gilesでの4週間が終了した翌日の22日、 International House でIELTSを受験してきました。
在学中の高校の進路指導の先生からは、IELTSは一年間で何回も受けるのはムダだ、と言われているのですが、本人・親としては機会があるなら積極的に受験はした方がいい、と思っているので。
結果は総合では5.0で前回と同じでしたが、各項目が4.5→5.0に上がったということで、まぁ、少しは英語に慣れたのかな〜と。次回は10月に学校から希望者のみ受験に行くようです。

◆セントマーチンズのサマースクール Fashion Design for 16-18 Year Olds◆
ロンドン5週目はいよいよセントマーチンズの サマースクール。これがまた凄く良かったそうです! Fashion Design for 16-18 Year Oldsということで、受講生はやはり女の子が多かったとか。
日本人は自分1人で他は全員ヨーロッパの高校生だったそうです。

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★セントマーチンズ サマースクールの授業風景★

いきなり初日にパートナーを組んだ子の顔を描き合う、という一番苦手な授業があって焦ったそうですが、その後はクラス皆でバービカンセンターへ出掛けて、洋服生地のパターンのモチーフ探しをしたとか。使えそうな物をデッサンしたり写真を撮ったり。
本人は英国ということでチェック柄をいろんな色のパターンで描いてみて、それを菱形に変形して繋いでみようと思ったそうです。

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★制作過程★

そして、このクラスのハイライトはFuture Fantasy』というお題で自分の作りたい洋服をデザインしてプレゼンをする、というものだったそうです。
Fantasy、ということで、ほとんどの生徒が明るいイメージの洋服を描いていたそうですが、本人は過去・・・架空の戦前へ戻り、そこから見た将来、をイメージしたとかで、ミリタリー風の紳士物のコートを描いていました。
チェック柄の中にバービカンセンターで撮ってきた風景の写真の中の枯れ草(?)のようなものをPCに取り込んで生地のパターンを作ってプレゼンをしたそうです。
本人曰く『意外にも先生に大絶賛されて、ポートフォリオに使えるよ、って言ってもらえた!』そうです。

自分は絵を描くのが大の苦手だったけど、今回の授業でアートとファッションは近いようで遠いのかな〜、と言っておりました。
そもそも褒めて育てる、っていうところが日本の美術の授業とは違うかも、と感じたようです。
中学まで美術の授業は苦痛でしかなかったのに、こんな授業ならもっと受けたかった!!だそうです。

初めての英国で、どんな留学になるのやら・・・ちゃんとついていけるのか?と密かに心配していましたが、スイスに帰りたくないぐらい刺激的で充実した毎日だったようで、正直親の私もビックリしています。
でも、もし自分が日本の高校に通っていて、いきなりあの環境に放り込まれたとしたら、多分言葉の面で厳しかったと思う、と言っておりました。
まだまだ流暢に話す、っていうのは難しいけど、言われている事は聞き取れるし、言いたい事は伝えられるし不自由はなかったよ、と。
とにかくスリに狙われないように、キョロキョロしないで慣れた風に歩くように毎日気を付けていた、と言っておりました。

簡単に、と思って書き出してみたら、なんだか長くなってしまいましたが・・・ こんな感じの息子のロンドン留学でした。

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芙蓉エデュケーションズ・ユニコンスタッフ追記:
北川くんはこの夏のロンドン短期留学を経て、スイスの高校をやめて2013年9月よりイスカ(ISCA:International School of Creative Arts)に入学し、超難関のロンドン芸術大学セントマーチンズのBA Fashion Menswear(ファッション学部メンズデザイン)に合格し進学されました!

 

*イスカ(ISCA)および英国クリエイティブ留学については 以下のフォームよりお問い合わせください。*

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